クラウドのビジネス利用におけるセキュリティ課題を検証する実証実験が開始:Security NEXT
三菱総合研究所と三菱電機は、経済産業省の受託事業として、企業の既存システムとクラウドの連携におけるセキュリティ上の課題を検証する実証実験を開始した。今回の実証実験は、既存システム環境とプライベートクラウドやパブリッククラウド環境を組み合わせて利用する際におけるセキュリティ上の課題を取りまとめ、今後のクラウド普及を目指す試み。
具体的には、「SAML」を活用した認証によるシステム間の連携やクラウドに散在するデータの保護、クラウドに対するアクセス管理、大規模ユーザーにおける稼働、セキュリティに関する評価を行う。
両社は実証実験の環境が整ったとして検証を開始しており2月26日まで実施する予定。実験終了後は、技術面や業務面の評価を取りまとめ、広く提供する予定。
MRIの報道発表 http://www.mri.co.jp/NEWS/press/2010/2015961_1395.html
企業システム環境、プライベートクラウド環境、パブリッククラウド環境、リモートアクセス環境からなる連携システムの実験。
パブリッククラウド環境はEC2を使用。

○検証内容
・認証連携機能評価
企業システムとクラウド環境の共存利用状況において、主にSAML(1回の認証のみで各システムの横断利用を可能とする技術の一種)を活用して、認証および認可が適切に連携できることを検証します。
・データ保護機能評価
クラウド環境において、データが適切に保護されることを検証します。
・ネットワーク仮想化機能評価
IPv6(次世代のインターネット通信方式)を活用した仮想ネットワークにより、クラウド環境に配置される各サーバーへのアクセスが適切に制御されることを検証します。
・スケーラビリティー評価
大規模ユーザ環境でのアプリケーション稼働を評価します。
・セキュリティー評価
企業システムのクラウド環境移行時に想定されるセキュリティー脅威への対策を評価します。
