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トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか [単行本]
ケビン・メイニー(著) (著), ジム・コリンズ(序文) (著), 内田和成(解説) (著), 有賀裕子 (翻訳)

# 単行本: 275ページ
# 出版社: プレジデント社 (2010/7/6)
# ISBN-10: 483341936X
# ISBN-13: 978-4833419369
# 発売日: 2010/7/6

Trade-Off: Why Some Things Catch On, and Others Don't [Hardcover]
Kevin Maney (Author), Jim Collins (Foreword)
# Hardcover: 240 pages
# Publisher: Broadway Business; 1 edition (September 15, 2009)

上質を極めて差別化の結果大きなシェアと利幅を取るか。それができなくても、手軽路線で薄利多売などの道もあるけど、どっちかはっきりしなさい、という本。

上質さと手軽さ、という表現が、なんだかカッコよくないなあと思いながら読んだ。英語だと、fidelityとconvenienceか。なるほどねえ。翻訳って難しいなあ。特にfidelityが上質さ、っていうのは、ちょっと違う気がする。こんなに、本の中心となるコンセプトなのに、ピシっとハマるコトバってなかなか見つからないんだろうなあ。

先行者利益とか、ポジショニングとか、イノベーションとか、今まで言われてきたマーケティングの考え方について、ちょっと違った見方、分析方法を提案している。巻末の解説にも書いてあるけど、上質さと手軽さを分析するとか言っても、具体的にどうしたらいいかはよくわからない。なにしろ、企業が上質だと思っても顧客は意に介していないポイントかも知れない。

多くの事例は興味深く読めた。テクノロジーを核とする企業の例が多いけど、ネズミーランドに対抗する遊園地チェーン(成功例)とか、鞄ブランドのCOACH(失敗例)なども出てくる。
Ozzfestが、上質と手軽の選択を見誤った例として出てきたのはびっくりした。

本の表紙に、著者よりも序文を書いたジム・コリンズの名前が大きく書いてあるのが、異様。宣伝効果を狙ってなんだろうけど。さらに、帯の解説者の名前も同じぐらい大きくて、著者名と翻訳者名が一番小さく書いてあるって、なんかやな感じ。

目次
第1部 上質と手軽の天秤(上質か手軽か
取拾選択
不毛地帯と幻影
カメラ付き携帯の衝撃)

第2部 勝者と敗者(上質の頂点
手軽の頂点
奈落
最悪の選択)

第3部 二者択一の決断(イノベーション
破局
光明
戦略
あなた自身の強み)

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか [単行本]
ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)

# 単行本: 306ページ
# 出版社: 講談社 (2010/7/7)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4062144492
# ISBN-13: 978-4062144490
# 発売日: 2010/7/7



すごい邦題だな、これは。
原題が、
Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us
で、
ドライブ:私たちの動機付けに関する驚くべき真実
といったところか。
まあこれじゃちょっと、地味すぎるのかもしれないけど。この邦題はないでしょう。現に著者は、本文でMotivation 3.0という概念に触れているみたいだけど、タイトルには使わなかったわけでしょう。原著の紹介文を見ると、
*Autonomy- the desire to direct our own lives
*Mastery- the urge to get better and better at something that matters
*Purpose- the yearning to do what we do in the service of something larger than ourselves
とあり、これが3段階の「モチベーション」にマップされるわけね。そもそもここ数年日本で広まった、「モチベーション」(殆どの場合、やる気、の意味で使われている気がする)の使われ方が気に食わないんだけど。それを意識してつけたであろうこの邦題は、すごく嫌だ。 テーマに興味はあるけど、この恥ずかしいタイトル(邦題)で読む気がなくなった。翻訳者のセンスなのかな、出版社が決めるものかな。

それはそうと、原著のデータを見たら、
ハードカバーが
Riverhead Hardcover (2009/12/29)
に出て、ペーパーバックは
Canongate Books Ltd (2010/1/21)
に出たことになっている。
そんなにすぐペーパーバック化されるものなのか。

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 [単行本]
ティナ・シーリグ (著), Tina Seelig (原著), 高遠 裕子 (翻訳)

# 単行本: 231ページ
# 出版社: 阪急コミュニケーションズ (2010/3/10)
# ISBN-10: 4484101017
# ISBN-13: 978-4484101019
# 発売日: 2010/3/10

原著:
What I Wish I Knew When I Was 20: A Crash Course on Making Your Place in the World
# ハードカバー: 208ページ
# 出版社: HarperOne (2009/4/1)
# 言語 英語, 英語, 英語
# ISBN-10: 0061735191
# ISBN-13: 978-0061735196
# 発売日: 2009/4/1

逸話、英語で言うとanecdoteというやつか、それがいっぱい入っている。事例があると分かりやすいのは確かだろうけど、この本はどっちかというと逸話集と言えるほど、おはなしばかり。思いもよらないことをやって金持ちになったとか、就職面接でいきなり否定的なことを言われたけど口先で挽回して採用されたとか、中国で若者に大学入学の口利きをしてやって万里の長城スペシャルツアーを手配させたとか。
興味深くは読めるけど、TVのバラエティ番組を見て時間を浪費した時のような後味。
一応、章ごとにテーマがあるんだけど論理的あるいは科学的な記述はあまりない。事例を並べて、だから、例えば、アイデア次第でひと儲けできる、などと飛躍している。
特に第5章で違和感が強くなった。 失敗を恐れるな、はいいとして、大きなリスクを取るほどいい、みたいなことを書いてある。

結果が予想できる小さな実験をするよりも、大きな成果を狙って、大きなリスクを取るほうがずっと有意義なのです。

この人、科学者と自称してるんだけど。 財テクやマルチの勧誘の人達がいうことと同じ匂いを感じてしまった。
女性の社会的活躍に興味があるらしく、女性の事例が特に数多く、詳しく描かれている。その点で、女性でビジネスを志す人にいいかも知れない。
Amazonには、著者の講義のビデオが載っていた。自分にとっては、あまり合わない感じのおばちゃん。シリコンバレーにあるスタンフォードだからこそ、こういうのが受けるのかもしれない。僕はいいや。


目次
第1章 スタンフォードの学生売ります
自分の殻を破ろう

第2章 常識破りのサーカス
みんなの悩みをチャンスに変えろ

第3章 ビキニを着るか、さもなくば死か
ルールは破られるためにある

第4章 財布を取り出してください
機が熟すことなどない

第5章 シリコンバレーの強さの秘密
早く、何度も失敗せよ

第6章 絶対いやだ! 工学なんて女がするもんだ
無用なキャリア・アドバイス

第7章 レモネードがヘリコプターに化ける
幸運は自分で呼び込むもの

第8章 矢の周りに的を描く
自己流から脱け出そう

第9章 これ、試験に出ますか?
及第点ではなく最高を目指せ

第10章 実験的な作品
新しい目で世界を見つめてみよう

感謝の言葉

解説 「異質なこと」をする能力(三ツ松新

7つの習慣―成功には原則があった! [単行本]
スティーブン・R. コヴィー (著), ジェームス スキナー (著), Stephen R. Covey (原著), 川西 茂 (翻訳)

# 単行本: 492ページ
# 出版社: キングベアー出版 (1996/12)
# ISBN-10: 4906638015
# ISBN-13: 978-4906638017
# 発売日: 1996/12

原著
Seven Habits of Highly Effective People
原題は、極めて有能な人たちの七つの習慣、といったところか。邦題を作るときに「成功には」とかつけちゃうんだなあ。


初版は1990年だったらしい。もう20年前か。でも全然問題ない。USのAmazonでは、全書籍の販売ランキングで72位だって。どうやらUSでは10代の若者に買ってあげる本、という位置づけらしい。日本でも112位だと。そんなに有名なホンダとは知りませんでした。ごめんなさい。

内容は、読んでよかった。1千万分以上を売り上げたベストセラー、だそうなので、読まなくてもいいか、と敬遠しそうだったけど。
盛りだくさんで、あたりまえだけど実践は難しい教えがいっぱい書いてある。原則、というだけあって、一朝一夕に身につくことではない。一生かけて、人格として創り上げていくような内容。
依存→自立→相互依存の3ステップで定義した人間の成長過程にともなって、


  1. 主体性を発揮する

  2. 目的を持って始める

  3. 重要事項を優先する

  4. Win-Winを考える

  5. 理解してから理解される

  6. 相乗効果を発揮する

  7. 刃を研ぐ


の7つの原則が解説される。

翻訳は読みやすい。

全部咀嚼できたとは思わないけど、最初の方に出てきた、反応的な生き方と主体的な生き方(第一の習慣)、時間管理のマトリクス(第三の習慣)あたりでも、参考になる。
自分の個人的なミッション・ステートメントを書きなさい(第二の習慣)てあたりで既に、敷居が高い感じがしちゃうけど。この本の考え方に身を委ねてもいいかも、と思うくらい説得力がある。

目次
第1部 パラダイムと原則について
第2部 私的成功
第3部 公的成功
第4部 再新再生

親を惑わす専門家の言葉
徳田 克己 (著), 水野 智美 (著)
# 新書: 189ページ
# 出版社: 中央公論新社 (2009/11/11)
# ISBN-10: 4121503333
# 発売日: 2009/11/11
# 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm

子育ての通説に振り回されてはいけない、と、過去にマスメディアで取り上げられた子育てに関する「フレーズ」がいかに正しくなかったか、を説く本。
納得のいかない本だった。
ああそうだよね、と共感する内容も結構あるんだけど。


まず、こんなフレーズに~、等とフレーズというコトバを中心に文章が展開されているけど。「フレーズ」ってどういう意味で使ってるんだろう。
なぜ、

  • こんな通説に惑わされないで

  • こんな文章に惑わされないで

ではないんだろう。
英和辞典だと、phrase 1 《文法》句:文を構成する単位で主語・述語構造をもたない語群(略:phr.)→ いやあ、主語・述語のある文章を取り上げてるんだけど。
とりあえずカタカナを使っとけ、という類の人たちかな。

内容は、同じ話が何回も出てくる。目次を見るだけで重複してるけど、この他にもいっぱいあって、読むのが嫌になる。

書き方も、根拠を示さずにXXしてはいけない、などと断定するところが多くあり、信頼し難い。

タイトルから期待が膨らんで読んだのに、残念。


第1章 「テレビやゲームの暴力シーンが、子どもを乱暴にする」は本当か?(母親の89%がこのフレーズを信じている
子どもの乱暴さには意味がある
実験室と現実社会は違う ほか)

第2章 こんなフレーズに惑わされないで(「テレビやビデオを見ると、発達がゆがむ」
「ゲームばかりしていると、ゲーム脳になる」
「3歳からでは遅すぎる」 ほか)

第3章 情報に惑わされずに、子育てをするために(夫婦でとことん話し合う関係を作る
環境を整える
教育相談・心理相談の立場からすすめる子育ての3つのポイント)

アニマルスピリット (単行本) ジョージ・A・アカロフ (著), ロバート・シラー (著), 山形 浩生 (翻訳)

経済関係の問題に対するいろいろな説を、アニマルスピリットというキーワードに沿って集めて、まとめたような本。
アニマルスピリットということを掘り下げているわけではないのと、その他のテーマもちょっとづつ触れていく感じで、物足りない。
あまり詳しく説明されても、自分のような素人にはわからないから、この程度が丁度いいのかもしれないけど。
何が言いたいのかわからない感じ。
翻訳はちょっと読みにくい。

アニマルスピリット (単行本)
ジョージ・A・アカロフ (著), ロバート・シラー (著), 山形 浩生 (翻訳)
# 単行本: 323ページ
# 出版社: 東洋経済新報社 (2009/5/29)
# ISBN-10: 4492313982
# ISBN-13: 978-4492313985
# 発売日: 2009/5/29
# 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.8 cm

第I部アニマルスピリット
 第1章 安心とその乗数
 第2章 公平さ
 第3章 腐敗と背信
 第4章 貨幣錯覚
 第 5章 物語

第II部 八つの質問とその回答
 第6章 なぜ経済は不況に陥るのか?
 第7章 なぜ中央銀行は経済に対して(持つ場合には)力を持つのか?
 付記 目下の金融危機とその対策
 第8章 なぜ仕事の見つからない人がいるのか?
 第9章 なぜインフレと失業はトレードオフ関係にあるのか?
 第10章 なぜ未来のための貯蓄はこれほどいい加減なのか?
 第11章 なぜ金融価格と企業投資はこんなに変動が激しいのか?
 第12章 なぜ不動産価格には周期性があるのか?
 第13章 なぜ黒人には特殊な貧困があるのか?
 第14章 結論

原書
Animal Spirits: How Human Psychology Drives the Economy, and Why It Matters for Global Capitalism (ハードカバー)
George A. Akerlof (著), Robert J. Shiller (著)
# ハードカバー: 264ページ
# 出版社: Princeton Univ Pr (2009/1/29)
# 言語 英語, 英語, 英語
# ISBN-10: 0691142335
# ISBN-13: 978-0691142333
# 発売日: 2009/1/29

コトバの使い方が主題かと思ったら、気になるコトバを切り口に、経済の解説のほうが多かったみたい。
格差、なんかも、コトバの使われ方について意見が紹介されるんだけど、新聞記事での登場回数統計を持ってきて、経済的な背景を解説して、という感じ。
まあ面白かったけど、結局テーマはなんなのかよくわからなかった。

しゃもじ、が、杓子のことをいう時にしゃの文字が付くあれ、という意味で言われた、とは知らなかった。

コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」 (単行本)
梶井 厚志 (著)

# 単行本: 294ページ
# 出版社: ダイヤモンド社 (2010/2/13)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4478012806
# ISBN-13: 978-4478012802
# 発売日: 2010/2/13

目次

第1章 日常コトバ編
お疲れさま
とんでもありません
横並び
格差
遺憾
OK

第2章 マニュアル系コトバ編
「......のほう」----あいまいコトバの氾濫
「見れる・食べれる」----ら抜き言葉
「伺ってもよろしいですか」----広まる許可形表現
「よろしかったですか」----しっくりこない完了形表現
「ご説明させていただきます」----奇怪な謙譲使役表現
プレミアム----進化するカタカナ言葉

第3章 新型・若者型コトバ編
やばい
まぎわらしい
不具合
メタボ
義理チョコ
空気読め

第4章 経済コトバ編
一物一価の法則
博奕理論
効率的市場仮説
収益還元法
デフレ


あとがき
索引


「感情」の地政学――恐怖・屈辱・希望はいかにして世界を創り変えるか (単行本)
ドミニク・モイジ (著), Dominique Moisi (著), 櫻井 祐子 (翻訳)

# 単行本: 272ページ
# 出版社: 早川書房 (2010/3/10)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4152091185
# ISBN-13: 978-4152091185
# 発売日: 2010/3/10
# 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.8 cm

面白く読み進めたけど、途中から、だからなんなんだろう、と意義がわからなくなってきてしまった。希望を持っているインドと中国その他アジア、でも日本は除く、屈辱に彩られるイスラム、恐れを抱く欧米、と基調となっている状況を感情に例えてみせている。それは面白んだけど、レッテルを貼る時点で思考が止まっちゃう気がする。
特に日本は、

1960年代から1970年代にかけて日本を支配した希望は、恐れにとって代わられつつある。

だそうで、そういう言い方もあるかなって感じ。
この人は、アジアと言う概念自体が主として西洋の概念、と言いつつもやっぱり21世紀はアジアの世紀、と一括りにしているようで。つまり欧米人の著者は恐れの文化になっているから、そう書いてしまうのか。
結局、博識な著者による、いろいろな地域の情勢解説として、楽しめた。
訳文は、時々日本語がわかりにくいけど、概ねスラスラ読めた。
屈辱、という言葉は難しいと思った。humiliate 相手を辱める - humiliation 自分が屈辱、という関連が、うまく表現できないなと。


デザインが奇跡を起こす (単行本(ソフトカバー))
水谷 孝次 (著)
# 単行本(ソフトカバー): 251ページ
# 出版社: PHP研究所 (2010/1/9)
# ISBN-10: 4569776361
# ISBN-13: 978-4569776361
# 発売日: 2010/1/9
# 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.2 cm

期待に反して、面白くなかった。
書名を説明するような内容は見当たらない。
広告のデザインで有名な人らしいけど、その業績を並べ立てられてもなあ。
前半3分の1くらいが若い頃の苦労談。
その後は全部、ここ10年以上続けている笑顔の写真を並べる企画の話。


第1章 デザインへの情熱(三歳の決意
黄金虫プロダクション ほか)
第2章 「MERRY」との出会い(新しい人生の始まり
バブルの波の中で ほか)
第3章 世界中の笑顔を探して(思ったら飛べ
注射を打ってください ほか)
第4章 デザインで地球を幸せにする(北京オリンピックにMERRYの笑顔を
イーモウさんに会おう ほか)

デザインと言う同じキーワードでも、コッチのほうが面白そうかも。デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)
今度読んでみよう。

社長、その服装では説得力ゼロです (新潮新書) (新書)
中村 のん (著)

価格: ¥ 714
# 新書: 183ページ
# 出版社: 新潮社 (2009/09)
# ISBN-10: 4106103311
# ISBN-13: 978-4106103315
# 発売日: 2009/09
# 商品の寸法: 17.6 x 11 x 1.4 cm







ファッションを知らないオヤジにはぴったりだと思って読んだ。
思ったより刺激的な指摘はなく、普通にうんうんと頷ける内容だった。
時々、なるほどねえと参考になることが書いてある。

外見にかまっている時間などないなんていう人は、

要するに、いかに心に余裕が無いかってことだ

で、心に余裕が無いことは、若い世代が最も忌み嫌うものだそう。そんなふうに考えたことはなかった。

また、ああはなりたくない、と思うと、仕事も学びたくなくなってしまうとか。

それが仕事を続けていった先にある自分の未来像なのかも......と思えば、なおさら嫌悪の気持ちは増す

流行りに合わせるのは良いとは限らないとか、店員の言う事を額面通りに聞いてはいけないとか、というのは我が意を得たり。というか地獄に仏、というか。

高いから買わないというのはいけないとか、靴を大事にするとか、というところは耳が痛い。
まあだいたい想定できる内容だけど、楽しく読めた。それに、ちゃんと考えたことはなかったことが、逸話をひいたりしてわかりやすく説得力もある。
ちょっとは考えなきゃかなあと。

残念なのは最後に、執筆の背景などが書いてある中で、映画監督の言葉が紹介されていて。

インド旅行ではハリジャン(最低カースト)の村に泊めてもらった。あの時はポール・スミスのシャツにリーバイス。さわやか系の香水もふっていた。すると自分がものすごく浮き彫りになるけど、そこらの小汚いバックパッカーとは別格の扱いにしてもらえたんです

そりゃ別格のカモに見えたんだろ。
これはいただけない、とおもったら、筆者は共感したということらしい。やっぱりファッション中心の人が考えることはわからん。

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