「感情」の地政学――恐怖・屈辱・希望はいかにして世界を創り変えるか (単行本)
ドミニク・モイジ (著), Dominique Moisi (著), 櫻井 祐子 (翻訳)
# 単行本: 272ページ
# 出版社: 早川書房 (2010/3/10)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4152091185
# ISBN-13: 978-4152091185
# 発売日: 2010/3/10
# 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.8 cm
面白く読み進めたけど、途中から、だからなんなんだろう、と意義がわからなくなってきてしまった。希望を持っているインドと中国その他アジア、でも日本は除く、屈辱に彩られるイスラム、恐れを抱く欧米、と基調となっている状況を感情に例えてみせている。それは面白んだけど、レッテルを貼る時点で思考が止まっちゃう気がする。
特に日本は、
1960年代から1970年代にかけて日本を支配した希望は、恐れにとって代わられつつある。
だそうで、そういう言い方もあるかなって感じ。
この人は、アジアと言う概念自体が主として西洋の概念、と言いつつもやっぱり21世紀はアジアの世紀、と一括りにしているようで。つまり欧米人の著者は恐れの文化になっているから、そう書いてしまうのか。
結局、博識な著者による、いろいろな地域の情勢解説として、楽しめた。
訳文は、時々日本語がわかりにくいけど、概ねスラスラ読めた。
屈辱、という言葉は難しいと思った。humiliate 相手を辱める - humiliation 自分が屈辱、という関連が、うまく表現できないなと。


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