フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (単行本)
クリス・アンダーソン (著), 小林弘人 (監修), 高橋則明 (翻訳)
# 単行本: 352ページ
# 出版社: 日本放送出版協会 (2009/11/21)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4140814047
# ISBN-13: 978-4140814048
# 発売日: 2009/11/21
新宿あり 予約2件目
原著:
Free: The Future of a Radical Price (ハードカバー)
Chris Anderson (著)
# ハードカバー: 288ページ
# 出版社: Hyperion (2009/7/7)
# 言語 英語, 英語, 英語
# ISBN-10: 1401322905
# ISBN-13: 978-1401322908
# 発売日: 2009/7/7
スゴイ速さで翻訳が出たんだなあ。訳文はところどころ読みにくい。
デジタルデータを筆頭として、いろいろなものが無料化されていく状況の解説。
ロングテールのWired編集長の新刊。
(ロングテールも、アップデート版なんて、出してるのね。)
ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)
Googleのビジネスや、Linux、その他多数の事例を紹介して、フリーのビジネスの隆盛を論じる。
1895年に米国で発明された食品Jell-Oのレシピ配布が無料のものをマーケティングに使う手法の始まり、として紹介(試供品はその前からあったみたいだけど)するのを皮切りに、歴史的経緯を紹介しているのは面白い。
そして今では、オンラインでは無料であることが当たり前になっている、とまで言い切っているけど。
ちょうど、マスメディアが有償化の動きを見せ始めたのは、皮肉になってしまった。
Media Outlets Prepare to Charge for Content Online - NYTimes.com
ルパート・マードックのNews CorporationがかかえるFox News Channel, The Times of LondonやThe New York Postを遠からず有償化するのを始めとして、ビデオのHuluなどいろんなメディアが有償化を検討しているらしい。
マードックがWSJに書いたコメント:
【オピニオン】新技術はジャーナリズムの脅威ではない=マードック氏 / オピニオン / オピニオン / ホーム - The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com
質の高いコンテンツは無料ではないということだ。今後、質の高いジャーナリズムの命運は、報道機関が料金を払うに足るだけのニュースと情報を提供することで顧客を獲得できるかどうかにかかっている。
無料のルールというのを提唱している。
説明も書いてあるけど、根拠は今ひとつよく分からない。
他にも、根拠や出典がよく分からない話がいっぱいあった気がする。
1.デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる
2.アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない
3.フリーは止まらない
4.フリーからもお金儲けはできる
5.市場を再評価する
6.ゼロにする
7.遅かれ早かれフリーと競いあうことになる
8.ムダを受け入れよう
9.フリーは別のものの価値を高める
10.稀少なものではなく、潤沢なものを管理しよう
目次
プロローグ
第1章 フリーの誕生
無料とは何か?
第2章 「フリー」入門
──非常に誤解されている言葉の早わかり講座
第3章 フリーの歴史
──ゼロ、ランチ、資本主義の敵
第4章 フリーの心理学
──気分はいいけど、よすぎないか?
デジタル世界のフリー
第5章 安すぎて気にならない
──ウェブの教訓=毎年価格が半分になるものは、かならず無料になる
第6章 「情報はフリーになりたがる」
──デジタル時代を定義づけた言葉の歴史
第7章 フリーと競争する
──その方法を学ぶのにマイクロソフトは数十年かかったのに、ヤフーは数ヶ月ですんだ
第8章 非貨幣経済化
──グーグルと二一世紀型経済モデルの誕生
第9章 新しいメディアのビジネスモデル
──無料メディア自体は新しくない。そのモデルがオンライン上のあらゆるものへと拡大していることが新しいのだ
第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?
──小さなものではない
無料経済とフリーの世界
第11章 ゼロの経済学
──一世紀前のジョークがデジタル経済の法則になったわけ
第12章 非貨幣経済
──金銭が支配しない場所では、何が支配するのか
第13章 (ときには)ムダもいい
──潤沢さの持つ可能性をとことんまで追究するためには、コントロールしないことだ
第14章 フリー・ワールド
──中国とブラジルは、フリーの最先端を進んでいる。そこから何が学べるだろうか?
第15章 潤沢さを想像する
──SFや宗教から、〈ポスト稀少〉社会を考える
第16章 お金を払わなければ価値のあるものは手に入れられない
──その他、フリーについての疑問あれこれ
結び──経済危機とフリー
巻末付録1 無料のルール──潤沢さに根ざした思考法の10原則
巻末付録2 フリーミアムの戦術
巻末付録3 フリーを利用した50のビジネスモデル
日本語版解説(小林弘人)

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