ビジネスマンのための法令体質改善ブック
吉田利宏 (著), 山下祐紀子 (イラスト)
# 新書: 244ページ
# 出版社: 第一法規株式会社; 初版 (2008/11/5)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4474024656
# ISBN-13: 978-4474024656
# 発売日: 2008/11/5
# 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
この本は、誰に向けて書いてるんだろう。
ビジネスマンのための、ってあるけど。
法令について、学生時代以来のご無沙汰、とか、学生時代にはできなかった深い理解、などと書かれている。
法学部出身で、でもその道には進まなかった人向けってことかな。
きっと僕は対象と違うんだなあと思いながら読んだ。
内容としては法律用語雑学集というのが合っていそう。
及び、と、並びに、の意味の違いなど。
そういう特有の言葉遣いに気をつけることを体質といっているのか。
文章はわかりやすく、たとえ話もいろいろあって面白かったけど。
結局なんだか関係ない世界の話のようで、ちょっと期待はずれ。
法律の施行日を決めた政令の探し方が書いてあったのは、良かった。
全国官報販売協同組合の官報検索で、目的の政令がいつ出たか探し、その内容は首相官邸の官報バックナンバーで見る。
巻末に、『同僚には教えたくない「正しい送りがな事典」』っていう付録がついている。
送りがなに注意が必要な言葉を選んで、公文書での「正しい」送り仮名を列挙してある。
なんで、同僚に教えたくないのかが、わからない。
目次
■序 章 明るい法令体質改善計画
(「はじめに」に代えて)
■第一章 法令を構造から見抜く
● I 条文の構造を見抜く
・旨い寿司屋はこれで分かる?「イカ若しくは赤身又は玉」から注文
―「又は・若しくは」「及び・並びに」の使い分け―
・花見に借り出された山田くんは有望な社員か
―「その他社員」と「その他の社員」ではどう違う?―
・「掟書き」の不備が招いた悲しい恋の結末
―「前項の場合」と「前項に規定する場合」が指す所―● II 法令の構造を見抜く
・京都と法令、実は同じ?とっておき攻略法
―本則の構造を究めるための二つの原則―・悲劇! 斉藤課長のお小遣い額の変遷をたどる
―附則の構造と役割を考える―
・だから、法律は頑固者
―制定・廃止・修正、一部改正・全部改正―
・輝け! 中年の星!
―法令の「階層性」...法律・政令・省令、通達―
コラム
・法令は星の数ほどある■第二章 法令が発する情報をキャッチする
● I 条文は意外に「おしゃべり」
・恋人未満と言われたら
―対象となる範囲を示す用語を知る―
・教科書を忘れた者は勉強する気がないのか?
―省略する表現を味わう―
・あいまいな表現のニュアンスを汲み取る
―「当分の間」「妨げない」「関する」「係る」「正当な理由」―
・「違いが」分かる大人になる
―「みなす」と「推定する」の違いを理解する―
・「締め」の表現まで意識する
―「しなければならない」と「するものとする」―● II 先輩が教えてくれない法令理解のコツ
・回遊式理解術
―法令用語の処理方法―
・大きなストーリーで読み解く
―素朴な疑問から掴む「本質」―
・比べて感じる・比べて知る
―「公開会社」と「非公開会社」の違い―
・「知らなかった」は許されるのか
―「善意」と「悪意」の間―
・罰則規定を読み解く
―懲役、禁錮、罰金、拘留、科料―
コラム
・法令も間違える?■第三章 法令情報へのアプローチ
・焼肉屋の割引券との意外な共通点
―「施行期日」に気をつけろ!
・食品も法律も鮮度に気をつけろ!
―「静」と「動」の法情報をリサーチする―
・法情報獲得の「裏技」を磨く
―官報、国会会議録、国会図書館―
・判例・文献を味方につけろ
―裁判例情報、新旧データベース―
・パブコメや審議会情報で一歩先取り
・官報を「想像力」で読み解く
コラム
・子供なの? 子どもなの?
■おわりに
・苦手意識にサヨウナラ
■付録
・同僚には教えたくない「正しい送りがな事典」

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