キューバ革命のまだ直後といって良い時期、1964年にキューバ各地を訪れた筆者の日記風文章。紀行とはいっても観光情報などまったくなく、革命の下で暮らす人たちが語る言葉と、彼らを透かして見える社会システムやキューバ人の解説。
努めて客観的な表現で事実をベースにキューバを描写しているけど、キューバへの愛が伝わってくる。話は各種制度から学校、芸術、風俗、文化まで幅広く、カストロの演説やモダンな彫刻の描写、など飽きない。
「フィデルさんのエンゼチはむじかしいけん、わたし、チーヤクはでけんな。」
なんて、笑っちゃう。
キューバ紀行 集英社文庫 堀田 善衛 (著)文庫: 255 p ; サイズ(cm): 15 x 11

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