またおもちゃ箱をひっくり返したみたいなお話で楽しめた。物理学の実験から時間旅行、未来予測、タイムパラドックス、殺人事件と謎解き、派手なアクション、宇宙の秘密まで飛んでく。
いやあ飽きさせないな。
人間関係はエグイ設定をするのが相変わらずお好きなようで。でも今回は結構穏やか。
2009年を舞台にしていてインターネットやPCに関する記述が面白い。書かれたのが1999年でUSではドットコム・バブルが絶頂に向かおうという時期。
それでも今の発達はぜんぜん予測がついていなかったらしい。
PCに関しては、
三・五インチのフロッピーから光ウェハーに移してやると約束していた
ご家庭のPCにCD-RどころかDVD-Rが普通についているなんて想像できなかった?
世界の意見を集めるためにウェブサイトを立ち上げ、「モザイク・プロジェクト」。まだインターネット黎明期の記憶が残っていたらしい。ただブログやSNSはもちろん予測の彼方。
2027年問題のためにマイクロソフトが会社更生法申請、ってのは面白いけど。ちょっと強引過ぎるかな。
ちょうど2000年問題が話題だったころなのね。
フラッシュフォワード ハヤカワ文庫SF
ロバート・J. ソウヤー (著), Robert J. Sawyer (原著), 内田 昌之 (翻訳)文庫: 470 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4150113424 ; (January 2001)
内容(「BOOK」データベースより)
全世界の人びとが自分の未来をかいま見たら、なにが起こるのか?2009年、ヨーロッパ素粒子研究所の科学者ロイドとテオは、ヒッグス粒子を発見すべく大規模な実験をおこなった。ところが、実験は失敗におわり、そのうえ、数十億の人びとの意識が数分間だけ21年後の未来に飛んでしまった!人びとは、自分が見た未来をもとに行動を起こすが、はたして未来は変更可能なのか…ソウヤーが時間テーマに大胆に挑戦する問題作。

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