世界でいちばん熱い島 2005/04/10-Sun
小林信彦 1991年の作品。
この人の小説は読む度に好きになるなあ。
南の島コロニアでホテルのマネージャーをしている野口が身の回りと反乱を綴っていく。
海辺の別荘のスリップ姿の少女、結婚した雅子、大統領夫人になった京子、島で先生をはじめた今井理沙、と女性との関係が取り上げられる。なんと、ラブストーリーか。
トルソ(胴)フェチが重要なこととして語られていて、それ自体はよくわからないけど、妖しい感じでエロティック。
押し付けがましい外界の常識、流行に対して批判的な視線で出てくるコメントに、共感してしまう。
陶芸家の春原が、野口に共感して助力してくれる。好きだな、こういう老人。
-<私のズボンのまわりでなにか不正が行われている>
-なんだ、それは?
<ズボンのまわり>とはあてこすりだろうか。
-グラウチョ・マルクスの台詞です。
グロテスクなまでに巨大な乳房に憧れる趣味は私には不気味なのだが、結局は数の問題であり、数が正当化するのだ。
君は落ちついているぶんだけ、覇気がない。まとも過ぎると言うか。
世界でいちばん熱い島 新潮文庫
小林 信彦 (著)
価格: ¥530 (税込)
書籍データ
文庫: 354 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4101158282 ; (1995/06)
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レビュー
内容(「BOOK」データベースより)
街も人も変わりつづける東京から、逃れるように渡ってきた南の島。そこは昔のままの「楽園」ではなかった。副大統領の暗殺、秘密警察とゲリラの暗闘、うさん臭い日本人の来島…。一触即発の危機的状況のなか、外部との連絡は断たれた。だが、皮肉にもこのとき、理想の女性とふたりだけの、濃密で純粋な愛の時間が訪れる。南海の小国を舞台に展開するサスペンスフル・ストーリー。

タイトル見た時
♪ほーみーたいだーりーん
が浮かんだのは僕だけなの?