女王天使 Queen of Angels by Greg Bear

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女王天使〈上〉 ハヤカワ文庫SF
グレッグ ベア (著), Greg Bear (原著), 酒井 昭伸 (翻訳)
スケールがでかいなあ。 『火星転移』みたいな宇宙が舞台のお話は、ハナからでかいスケールを期待して読むけど、社会ものっぽいサイバーパンク風味の小説で、精神世界と人工知能とサイケがどっぷり深くて、それがサスペンスに乗っかってすっ飛んでくとは。 やたら長い小説に閉口することが多くなってきたけど、これだけずっしりと書かれると、納得。
すごく魂に堪えた言葉:
何よりもとまどいを覚えるのは、人間の持つ“懲罰”という概念である。…この種の極端な懲罰行為を行ううえで、唯一実用的な動機は、抑止である。だが、この種のケースにおいて抑止効果のあった例は発見できなかった。(ジルのエッセイ)
”われらが魂の理屈に疑問をはさむな。“ブワーニのことばよ。〈ブワーニ「人工の魂」は実在?〉

文庫: 427 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4150111766 ; 上 巻 (1997/01)
内容(「BOOK」データベースより)
21世紀なかば、ナノテク技術の飛躍的発展と人格矯正の義務化によって、ついに人類は地球に疑似ユートピア社会を形成するにいたった。おりしもAI搭載の無人探査機が返送するアルファ・ケンタウリ探査報告に沸く巨大都市ロスエンジェルスで、ありうべからざる凶悪犯罪が発生した。高名な詩人が8人の弟子を惨殺、謎の失踪をとげたのだ。特命を受けたLA公安局生え抜きの女性捜査官、マリアは事件の捜査にのりだすが…。

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